2008年06月27日

「わたらせ渓谷鐵道 現代美術展
   ワタラセ アート プロジェクト 2008」のお知らせ

わたらせ渓谷鐵道 現代美術展 ワタラセ アート プロジェクト 2008

『鮮やかな渓谷に響く芽吹きの音が、わたしの鼓動を高鳴らせて止まない』
ワタラセアートプロジェクト2008(WAP2008)は、足尾銅山にルーツを持つわたらせ渓谷鐵道の沿線(群馬県みどり市・桐生市、栃木県足尾町)で行われる、若手アーティストを主体とした、広域的かつ実験的なプロジェクトです。 廃列車を宿泊施設へと改装した「渡良瀬CampingTrain」、銭湯・温泉での展示など、夏の旅にぴったりな企画・展示をご用意しています。
出品作家:梅木隆、北田アキシゲ、鎭目紋子、田中千香子、羽山まり子、膝館理奈、皆川俊平、佐々木友輔、Ema Dusong、ほか(約30名)

●展示期間 8月10日(日)- 8月31日(日)※月・火休み
●展示場所 わたらせ渓谷鐵道沿線(全20会場)
●協賛・助成 文化・芸術による福武地域振興財団、アサヒビール芸術文化財団、女子美術大学、足尾商工会青年部
●お問い合わせ Mail:info@watarase-art-project.com
●詳細・アクセス URL:http://www.watarase-art-project.com/
●概要 ワタラセアートプロジェクト(WAP)は、足尾銅山をルーツに持つ「わたらせ渓谷鐵道」の沿線地域を舞台とした、現代美術プロジェクトである。企画・運営もアーティストが行う、ほぼ完全にアーティスト目線から発足したプロジェクトで、まず第一に作家としての成長の場を作ることに目的がある。
しかし、地域に対して傲慢なものではなく、アーティストが何も知らない場所で作品をつくるにはどうしたらよいか…という根本的な部分から、必然的に地域の人とのコミュニケーションが生まれてくる。
これはある種の、地域の活性化や経済貢献ばかりに陥っているプロジェクトの現状に対しての問題提起である。
私たちはただ「この場所がおもしろくて、ここで作品を作りたいんです」と言っただけで、これまで眠っていた工場、蔵の扉が再び開き、その土地の歴史までもゆるやかに動きはじめた。これは美術の現場が持つ本来の力を検証していることでもある。私はその力の存在を信じることができるし、それゆえにこのプロジェクトが成立しているのではないだろうか。
地域への波及効果、それは「結果」であって目的ではない。結果がどうなるのか考えるのではなく、あくまでも実験、地域の人々も含め、うねりの中へと巻き込んでいければ良い…結末のわからないゲームをワクワクしながらプレイした、私たち世代なりの現場への感覚がそこにある。

<なぜ、ワタラセなのか?>
街の名をプロジェクトに冠すること、それはひとつには「どこでやっているのか」が分かりやすいことが挙げられる。しかし同時に、そのすぐ隣の街は除外されてしまう問題もある。
渡良瀬、ワタラセ…その名が正確に指し示す場所は無い。しかし、地名としては多くの人に認知されてもいる。鉄道が街と街を結んだように、このプロジェクトは沿線のいくつかの街を、美術という視点から再度リンクさせている。ワタラセという言葉のもとに、街は再びつながっていく。
また、渡良瀬川の源流域には、日本の公害の原点とされた「足尾」がある。近代化、高度経済成長の明暗がくっきりと表れ、過疎、高齢化、格差など、現代の地方都市が持つ諸問題のほぼすべてに加え、公害の歴史という負の要素も抱えているのである。安穏とした現代の日本の中で、失礼な言い方かもしれないがその苦悶の様は、これほどに「美術にとって」魅力的な場所は他にはない。 筆:皆川俊平

●主な展示会場 大間々:旧桑原利平マンガン工場、岡直三郎商店 石蔵、銭湯 千代乃湯 水沼:水沼駅温泉センター 花輪:旧花輪小学校、今泉嘉一郎邸 足尾:通洞駅、足尾駅と廃車両(キハ30・35型)、足尾銅山 渡良瀬社宅群、古河掛水倶楽部、赤倉旧マルサン食堂
●主なイベント
○『渡良瀬CampingTrain+Cafe 』 足尾駅構内に残された廃車両(キハ30・35型)を、宿泊施設へと再活用する作品。
WAP発足の2006年から継続されているプログラムで、WAP参加メンバーが、開催地足尾とプロジェクト発足まで無縁であったのと同じく、この廃車両もわたらせ渓谷鐵道の路線を走っていたものではなく「なぜここにあるのか」さえ定かではない。重要なのは、なぜあるのか、ではなく現実として「今ここにある」ことなのである。 足尾を訪れた来場者が、ここで一夜を過ごす。これまで知ることのなかった足尾という「崩れた理想郷」を体感し、それぞれの意識の撹拌をうながすことが、この企画のコンセプトである。 また、2007年から宿泊のほかにCafeも運営を始め、地元の食材を用いた料理を提供する。鉱毒の汚染ばかり記憶されているその土地の物を食べさせる…という一種のアイロニカルな視点からの試みである。
期間|8/10(日)-8/31(日)※月・火全日、日曜夜間は宿泊不可(日曜はCafeのみ営業)
時間|10:00 - 翌10:00(チェックイン 13:00- / チェックアウト -10:00)※17時以降は宿泊者のみ利用可
会場|足尾駅と廃車両(キハ30・35型)
料金|宿泊無料(別途 夕食\500 朝食\300 入浴\300)※要予約
予約|http://www.watarase-art-project.com/(6/1から予約受付中 ※お早めに!)
○『花輪ワークショップウィーク』 木造2階建て、文化財にも指定されている旧花輪小学校で、6日間全7講座にわたるワークショップを実施。 WAP2008参加アーティストが講師をつとめ、絵画、立体造形から音楽にいたるまで、多様な講座を企画している。 現在の美術教育の問題点に対して、WAPなりの回答のひとつとして、このワークショップは企画された。
まずは単純な、ものをつくる楽しさ、それ伝えることから始めていく。
期間|8/18(月)-8/23(土)
時間|13:00 -16:00(講座により異なる)
会場|旧花輪小学校
料金|無料(別途 保険料\100)
予約|http://www.watarase-art-project.com/(6/1から予約受付中 ※お早めに!)
○『鐵道舞踏ハナノハラハラ』 土方巽の舞台監督をつとめ、以後、自らも舞踏家へと転身した吉本大輔(天空揺籃 主宰)をゲストに迎え、WAP2008プロデュースによる舞踏を行う。
わたらせ渓谷鐵道の列車を1車両貸切、大間々から終点間藤、そしてさらに奥地へ…と、舞踏は歴史の流れを遡っていく。
日程|8/31(日)
時間|12:00 -
会場|わたらせ渓谷鐵道(12:16 大間々駅発)-間藤駅周辺
料金|\1,500(当日有効 1日フリーきっぷ持参の場合\500)
予約|http://www.watarase-art-project.com/(7/1から予約受付開始)
posted by information at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | インフォメーション
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